
2012年製作
製作国:日本
ジャンル:歴史
監督:犬童一心
樋口真嗣
脚本:和田竜
【自己評価(10点満点中)】
★★★★★★★★☆☆(8点)
主要キャスト
・野村萬斎(成田長親)
・榮倉奈々(甲斐姫)
・佐藤浩市(正木丹波守)
・成宮寛貴(酒巻靭負)
・山口智充(柴崎和泉守)
・上地雄輔(石田三成)
・山田孝之(大谷吉継)
あらすじ
周囲を湖に囲まれた武蔵国忍城。
その領主である成田一門に属する成田長親は、武勇も智謀もない男であったが、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれ、親しまれていた。
時の権力者である豊臣秀吉は、関東の北条氏を攻めるべく、小田原城に軍勢を差し向ける。
小田原城主・北条氏政は、秀吉を迎え撃つため、関東各地の支城に籠城を命じ、忍城にもその命令が通達された。
しかし、忍城城主の成田氏長は、北条氏に従うと見せかけ小田原城に赴くも、実は既に豊臣方に内通していた。
程なくして、秀吉から忍城攻略を命じられた石田三成が大軍勢を率いて忍城に迫った。
城主である成田氏長が留守のため、一門衆の長親が総大将を務める事になったが、氏長から事前に豊臣方に降伏するよう命じられていた長親は、豊臣方の使者の傲慢な振る舞いに憤慨し、その場で戦を選択してしまう。
感想
豊臣秀吉が行った小田原征伐にて、石田三成の軍勢2万を相手にたった500人の兵で立ち向かった「忍城籠城戦」を描いた映画です。
傲慢な態度で降伏を迫る豊臣方の使者を見て、「これが世の習いというのなら、儂は許さぬ!」と家臣を睨みつける長親と、「やっちまうか!」と戦闘モードに突入しちゃう家臣達のシーンがいいですね。
そして、それを聞いた領内の農民達の「のぼう様が戦をするってぇなら、俺たちが助けてやるしかねぇだろ!」となるシーンも好きです。
いかにのぼう様が周りから慕われていたかが伝わってきますね。
その後の戦のシーンについても、忍城側の大善戦がかなりの迫力で描かれていて、個人的にはすごく満足できました。
やはり日本人は、少ない兵で大軍を押し返す話が好きなんですよね。
そして、個人的に一番良かったシーンが、クライマックスとなる、小田原落城後の忍城明け渡しの場面です。
石田三成が、北条方の城で忍城だけが唯一落城しなかった事を伝え、「良い戦で御座った!」と長親達を讃えるシーン、観ていてとても気持ちが良かったです。
作品としては、笑えるシーンもありながら、しかし全体的にシリアスな展開で、邦画の歴史モノの中でも名作の部類に入ると思います。
