
2007年製作
製作国:アメリカ
ジャンル:ミステリー
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
【自己評価(10点満点中)】
★★★★★★★★☆☆(8点)
主要キャスト
・トーマス・ジェーン(デヴィッド・ドレイトン)
・ローリー・ホールデン(アマンダ・ダンフリー)
・ネイサン・ギャンブル(ビリー・ドレイトン)
・トビー・ジョーンズ(オリー・ウィークス)
・マーシャ・ゲイ・ハーデン(ミセス・カーモディ)
あらすじ
ある日、窓やボート小屋が壊れる程の激しい嵐が町を襲った。
翌日、町に住むデヴィッドは8歳の息子ビリーを連れて町のスーパーマーケットに買い出しに向かったが、救急車やパトカーが慌ただしく街を往来し、不穏な空気が流れていた。
程なくして店に到着し、デヴィッド達が買い物をしていると、一人の男性が店内に駆け込み「霧の中に何かがいる」と叫ぶ。その異様な光景に皆が戸惑う中、瞬く間に店の外は濃い霧に覆われていった。
その後、店外の排気口を確認するために裏の倉庫から外に出ようとした男が、霧の中から突如現れた謎の触手に掴まれ、身体ごと連れ去られてしまう。
感想
後味の悪い鬱映画の代表格として有名なこの作品ですが、世間の評価に違わず、なかなかに衝撃的な内容です。
ある日突然、町が原因不明の霧に覆われ、謎の生物が霧の中から次々に出現。そんな状況下で、スーパーマーケットに立て篭もった人々がどのような行動に出るのか、これがこの作品の一番の見所になります。
前述の通り、気味の悪い謎の生物も次々と登場するのですが、それよりも怖いのは理性を失った人間だったっていう話です。
しかも、その人達も悪人って訳ではなく、さっきまで普通に買い物をしていた本当に普通の人達です。
それが、外の異様な光景を目の当たりにして徐々に理性を失い、やがて人間同士で争う様は、ある意味霧の中の化け物より恐ろしいです。まぁ、もし自分もこの状況下に置かれたら、同じ行動をするかもしれません。
さて、この映画がなぜ後味悪いと有名であるかといえば、あのラストシーンをおいて他にはありません。
ずっと理性を保って適切に行動をしていた主人公が、最後の最後で悲惨な末路となってしまうのは、余りにも衝撃的です。っていうか、あの末路は、主人公はむしろ助からなかった方が幸せだったんじゃないかとすら思います。
そんな訳で、霧の中から現れる異形の生物と、それを目の当たりにして狂っていく人間模様、そして、衝撃のラストシーンと、鬱展開が満載の本作ですが、映画としては本当に良くできていると思います。
