ミッドサマー

画像引用元:映画ドットコム

2019年製作
製作国:アメリカ、スウェーデン合作
ジャンル:スリラー


監督:アリ・アスター
脚本:アリ・アスター

【自己評価(10点満点中)】
 ★★★★★★★☆☆(7点)

主要キャスト

・フローレンス・ピュー(ダニー)
・ジャック・レイナー(クリスチャン)
・ジャクソン・ハーパー(ジョシュ)
・ウィル・ポールター(マーク)
・ヴィルヘルム・ブロングレン(ペレ)
・アーチー・マデクウィ(サイモン)
・エローラ・トルキア(コニー)

あらすじ

不慮の事故により両親と妹を失い、失意の底にいたダニーは、恋人のクリスチャンや大学の友人達から、スウェーデン旅行に誘われる。
友人の一人であるスウェーデン出身のペレから、「90年に一度の祝祭」があると知らされたクリスチャン達は、大学で民俗学研究を専攻していることもあり、以前から旅行を計画していた。
そこに誘われたダニーは、ペレからの強い要望もあり、参加を決める。

その後、クリスチャンや友人達と共にスウェーデンを訪れたダニーは、祝祭が開催されるというホルガの村に到着する。
一行は、白夜により一日中太陽が沈まず、美しい花々や陽気で優しい住人に囲まれたホルガ村の環境に魅了される。
しかし、9日間に渡る祝祭が幕を開けると村の空気は一変。ダニー達は自らの想像を超えた儀式を目の当たりにし、ショックを受ける。
そして、祝祭が進むにつれて、一緒に村を訪れた友人達が一人、また一人と姿を消していき、ダニーは得体の知れない不安と恐怖に苛まれる。

感想

劇場公開当時、あまりの狂ったストーリーに話題となった本作ですが、実際に観てみると、噂に違わぬ描写の数々で大いに見応えがありました。
まぁ、間違っても万人受けする内容ではなく、かなり人を選ぶ映画だと思います。
ネット上の感想を見ると、初デートでこの映画を選んだという猛者も居たりして、なかなか驚きました(笑)。
連れて行かれた彼女の気持ちを考えると、何とも言えない気持ちになりますが…。

さて、肝心の映画の内容ですが、過激なエロ・グロ描写の割には、不思議と観ていてあまり重苦しい空気は伝わってきませんでしたね。自然と花に囲まれた美しい村が舞台ということもあり、その映像美はなかなか見事だと感じました。
それらの美しい描写とエログロ描写の対比というのは、あまり他の映画には無い要素で、この映画だからこそ観ることができるのだと思います。

本作の監督であるアリ・アスター氏の長編デビュー作『ヘレディタリー/継承』では、全編通して不穏な空気が漂う重苦しい展開でしたが、本作はまた違った雰囲気でした。
独自の風習が蔓延る村を訪れた人間が、そこの人々によって恐怖に陥れられるという展開は、映画『ウィッカーマン』が雰囲気としては近いかなぁという印象です。
途中、友人が一人ずつ姿を消していく(当然殺される)訳ですが、その殺され方もバラエティに富んでいて、この監督の才能が存分に発揮されていましたね。
(総じてグロ描写なのは覚悟して下さい)

因みに、ラストシーンなんて、あんなに凄まじいシーンなのに、まるで凄く感動する場面のような音楽で、もう何だかよく分からない事になってました。
まぁ、こう言った常識とはかけ離れた演出も、本作の魅力の一つだと言えます。

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