
2015年製作
製作国:日本
ジャンル:スリラー
監督:山崎貴
脚本:山崎貴
古沢良太
【自己評価(10点満点中)】
★★★★★★★☆☆☆(7点)
主要キャスト
・染谷将太(泉 新一)
・阿部サダヲ(ミギー)※声の出演
・深津絵里(田宮 良子)
・橋本愛(村野 里美)
・大森南朋(倉森)
・北村一輝(広川 剛志)
・浅野忠信(後藤)
あらすじ
母親をパラサイトに殺された新一は、復讐のため、ミギーと共にパラサイト狩りを続けていた。
一方、市長に当選した広川はパラサイトたちと手を組み、強大なネットワークを形成していた。
パラサイトネットワークの動向を注視していた警察は、その勢力を駆逐すべく特殊部隊を編成し、パラサイトたちの根城となっている市庁舎を襲撃する。
そんな中、田宮良子はパラサイトでありながら人間の子供を生んだことで気持ちに変化が生じ、人類と共存する道を探る。
感想
同名の人気漫画の映像化第二弾(完結編)になります。
無理矢理一本に纏めるより、二部制にしてくれたのは正解でしたね。もし一本に纏めていたら、かなり端折られた作品になっていた筈ですし。
さて、今作は第一部と比較し、前半はどちらかというとパラサイト(田宮良子)視点でストーリーが展開しています。子供を産んだ事で、段々と人間、そして母親の感情が芽生えてくる様子が伝わってきますね。
自らが犠牲になって子供を守るシーンは本作でも屈指の名シーンだと思います。
そして、何といっても私が一番印象に残ったのが、北村一輝さん演じる広川市長のこの台詞。
「人間共こそ、地球を蝕む寄生虫…。いや、虫ではなく、獣…。寄生獣か!」
このタイトル回収とも言える台詞には深く考えさせられますね。あながち間違ってないとも思いますし。鑑賞中にも関わらず、この台詞を聞いてとても複雑な気分になってしまいました。
漫画が原作ではありますが、この映画は前編に引き続き、とても深いテーマで描いていますね。その猟奇的な行動から、パラサイト側は悪魔のように見えますが、果たして彼らは本当に悪なのか?そして、我々人間は正義なのか?
そんな感じで、ひたすら重いテーマの本作ではありますが、世界観はかなり原作に近いですし、顔が割れたりするところ等のCG描写もかなり良かったと思います。
漫画が原作の作品って、往々にして批判されがちですが、この映画に関しては成功例ではないでしょうか。
