
2014年製作
製作国:アメリカ
ジャンル:SF
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン
【自己評価(10点満点中)】
★★★★★★★★★★(10点)
主要キャスト
・マシュー・マコノヒー(ジョセフ・クーパー)
・アン・ハサウェイ(アメリア・ブランド)
・デヴィッド・ジャーシー(ニコライ・ロミリー)
・ウェス・ベントリー(ドイル)
・マット・デイモン(マン)
・ジェシカ・チャステイン(マーフィー・クーパー)
・マッケンジー・フォイ(マーフィー・クーパー(幼少期))
・マイケル・ケイン(ジョン・ブランド教授)
あらすじ
地球上では巨大な砂嵐が各地で発生し、植物・農作物が大量に枯死したことで、人類は深刻な食糧問題に直面することとなった。
有効な解決策もなく、人類は滅亡の危機に晒されていた。
元テストパイロットのクーパーは、義父と15歳の息子トム、10歳の娘マーフィーとともにトウモロコシ農場を営んでいたが、彼らの農場も同じく被害に遭っていた。
ある日、マーフィーの部屋の本棚から本が勝手に落ちる現象を知ったクーパーは、これが自然現象ではなく、何者かによるメッセージではないかと考えた。
そして、マーフィーと共にそのメッセージを解読し、それがある施設を指し示していることを突き止める。
その施設に辿り着いたクーパーは、かつての仕事仲間であるブランド教授と再会。
そこでクーパーは、ワームホールを利用して別の銀河に人類の新天地を求めるプロジェクト「ラザロ計画」が密かに動いていることを知らされる。
既に人類移住の可能性が見込める複数の惑星に1名ずつ探索者が送り込まれており、そこから人類の新天地となり得る惑星を探すために、探査船のパイロットとして参加してほしいと、クーパーはブランドから依頼される。
極めて危険な任務であり、帰還の確証のないミッションにマーフィーは強く反対し、クーパーとの間に亀裂が生じてしまう。
そして、クーパーはマーフィーと和解できないまま、3名の博士であるアメリア、ロミリー、ドイルと共に、探査船レインジャーに搭乗し宇宙に旅立った。
感想
クリストファー・ノーラン監督作品は過去にいくつか観たことがありますが、その中でも本作は最高傑作だと思います。
映画の内容は、滅亡の危機に瀕した地球の代わりになる星を探しに行くという、SFの題材としては割とありそうなストーリーですが、映像や時間の概念の描き方など、本作はどれも緻密に作り込まれていて、非常に興味深く観ることができました。ここまでスケールの大きい映画はなかなか無いのではないでしょうか?
3時間弱という、映画としては比較的長い上映時間ですが、それを感じさせない程の内容です。
水の惑星での超巨大津波や、その星でのたった1時間が宇宙空間にある母船では7年に相当するという時間の流れの描写も驚いたのですが、本作で最も衝撃的だったのが、何といってもブラックホールの映像ですね。驚きと共に、あまりのスケールに恐怖すら感じました。
こういった要素を、映画特有のトンデモ描写ではなく、きちんと科学的な考察に基づいて映像化しているのが本作の素晴らしいところです。特にこのブラックホールの映像は、その後の科学論文にまで影響を与えたとの事。それだけこの映画の反響が大きかったことを物語っています。
あとは、そういった科学的な要素に「愛」といった感情的な要素を上手く絡めたところがとても興味深かったですね。劇中での「愛は人間が発明したものではなく、観測可能なもの」といった台詞がとても印象に残りました。
時間の流れや高次元の考え方など、難しい要素も確かに多く出てくるのですが、それでも多くの人にお勧めしたい映画です。
