ファースト・マン

画像引用元:映画ドットコム

2018年製作
製作国:アメリカ
ジャンル:ドラマ


監督:デイミアン・チャゼル
脚本:ジョシュ・シンガー

【自己評価(10点満点中)】
 ★★★★★★★☆☆(8点)

主要キャスト

・ライアン・ゴズリング(ニール・アームストロング)
・クレア・フォイ(ジャネット・アームストロング)
・ジェイソン・クラーク(エド・ホワイト)
・カイル・チャンドラー(ディーク・スレイトン)
・コリー・ストール(バズ・オルドリン)
・パトリック・フュジット(エリオット・シー)

あらすじ

空軍のテストパイロット、ニール・アームストロングは、X-15の飛行実験にて突然のトラブルに見舞われ、何とか着陸に成功するも、操縦の未熟さを指摘され退任させられる。
その後、幼い娘を亡くし失意の底にいたニールであるが、宇宙飛行士へ応募し選抜された事で、再び意欲を取り戻す。

ニールは家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで過酷な訓練を受ける。
そして、指揮官のディーク・スレイトンは、当時の宇宙計画において優位な立場にあったソ連を追い抜くべく、誰も成し得ていない月面への着陸を目指すと宣言する。

感想

アポロ11号の船長であるアームストロング氏。その名前は多くの人が耳にした事があると思いますが、彼がどのような人物であったかは、少なくとも日本ではあまり知られていないように思います。
この映画は、アームストロング氏がどのようにしてアポロ11号の船長になり、そして月に降り立ったかを、彼の人物像を掘り下げながら描いています。


当時受けていた過酷な訓練。物凄い振動と、今にも壊れそうな軋む機体の中で、対処を間違えればそれが”死”に直結する緊張感の中、それでも冷静に作業を行なって行かなければならない。そんな緊張感が観ていて凄く伝わってきました。
それは本人のみならず、家で待つ家族も同様です。自分の夫がいつ命を落とすのかも分からず、周りには実際に命を落とした者もいる。そんな状況で、ただ家で子供と待つ事しかできない妻の、押し潰される程の不安感も描かれていて、胸が締め付けられる思いです。

よくこの種のアメリカ映画であるような、派手な演出や管制との緊張したやり取り等はあまり多くなく、どちらかというと、前述したような本人やその家族の置かれた状況に主眼が置かれていたように感じました。
そんな中、終盤にいよいよアポロ11号が打ち上がり、月に到達して降り立つ際の、船内の雑音から一転して無音になる瞬間、そして、目の前に広がる月面と宇宙空間。とても美しく、感動的なシーンでした。

いつか、宇宙に人が向かう事が当たり前になる時代が来るのかもしれませんが、それはこの映画で描かれているような犠牲があったからこそなし得る偉業なんですよね。そう言った事を考えさせられた映画でした。

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