第9地区

画像引用元:映画ドットコム

2009年製作
製作国:アメリカ、南アフリカ共和国、ニュージーランド合作
ジャンル:ミステリー


監督:ニール・ブロムカンプ
脚本:ニール・ブロムカンプ
   テリー・タッチェル

【自己評価(10点満点中)】
 ★★★★★★★☆☆(8点)

主要キャスト

・シャールト・コプリー(ヴィカス)
・デヴィッド・ジェームズ(クーバス大佐)
・ジェイソン・コープ(クリストファー・ジョンソン)
・ユージーン・クンバニワ(オビサンジョ)

あらすじ

ある日、南アフリカのヨハネスブルク上空に巨大な宇宙船が出現した。
人類は交信を試みてみたものの応答がなく、遂には宇宙船に乗船しての調査を行うことを決定。船内に侵入した調査隊が発見したのは、宇宙船の故障と病により難民と化した大量のエイリアンあった。
エイリアンたちは地上に移され、「第9地区」と呼ばれる隔離区域で人間達の監視を受けながら生活することになったが、外見から生活習慣に至るまで、人間達とはまるで異なる事もあり、共存は困難を極めた。
その結果、エイリアンへの反発や差別は次第に強まり、人々はエイリアンの事を、その外見から「エビ」と呼んで蔑んだ。

宇宙船出現から28年後、エイリアン達の増加に困り果てた人類は、彼らを新たに用意された第10地区に移住させることを決定する。
エイリアン監視を請負う組織であるMNUの職員・ヴィカスは、立ち退き要請のため第9地区を訪れるが、不注意により謎の液体を浴びてしまう。
その場は何事もなくやり過ごしたヴィカスであったが、帰宅後、その身体は突然変異を起こし、徐々にエイリアンの身体に変化していく。

感想

巨大な宇宙船で地球にやって来るという所までは従来のよくあるSFっぽいノリではありますが、なんとやって来たエイリアンは難民であり、宇宙船も壊れて帰れない、といったこれまで無かった設定で物語が始まります。
その後、隔離しながらも彼らと共存する事を選択する人類ですが、何せ外見がアレなので、人類側とのいざこざが絶えず、おまけに「エビ」と呼んで蔑む始末。
まぁ、あの外見でこちらの生活エリアに入ってこられたら、そりゃあ差別の対象になるよなぁ。しかも、何故か猫缶好き。

そして、物語のメインは、宇宙船の到着から28年後のヨハネスブルクとなります。エイリアン達を別の隔離エリアに移すプロジェクトの責任者・ヴィカスという男性が主人公なんですが、主役だからといって正義感溢れる男という訳でもなく、どちらかというとクズ寄りの人間。
そんな彼が、エイリアンの所持する謎の液体を浴びてしまった事から、身体に異変が生じ始めます。
徐々に身体が「エビ」化していき、一転して追われる立場になってしまうヴィカス。

今まで散々「エビ」と蔑んでいたのが、自分がその「エビ」に変わっていく恐怖感。これがよく伝わってきましたね。
(なお、前半のクズっぷりから、同情はしない模様)

因みに、本作で主役を演じたシャールト・コプリーという俳優さん、当時は全く無名だったらしいのですが、劇中の演技は全てアドリブとの事。このエピソードは驚きでした。本当に自然な演技に見えて、アドリブには見えませんでしたね。
その後、後半からはSF的な展開にガラリと変化していくんですが、彼らの持つ強力な武器やパワードスーツみたいなのも登場して、SF好きとしては、これはこれでかなり面白く観られました。
そんな感じで、かなりぶっ飛んだ内容で、個人的にはこれまで観たことのなかったタイプの映画でした。

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