
1997年製作
製作国:カナダ
ジャンル:スリラー
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本:ヴィンチェンゾ・ナタリ
グレーム・マンソン
アンドレ・ビジェリク
【自己評価(10点満点中)】
★★★★★★★☆☆☆(7点)
主要キャスト
・モーリス・ディーン・ウィント(クエンティン)
・ニッキー・グァダーニ(ハロウェイ)
・ニコール・デ・ボア(レブン)
・ウェイン・ロブソン(レン)
・デヴィッド・ヒューレット(ワース)
・アンドリュー・ミラー(カザン)
・ジュリアン・リッチングス(オルダーソン)
あらすじ
年齢や素性のまるで異なる数人の男女が、謎の立方体の中で目を覚ました。
彼らは皆、自分がどうやってここにやってきたのか分からないと言い、突然の事態に戸惑う。
立方体の部屋には前後左右、そして上下にそれぞれ出入口があり、自由に移動することができたが、各部屋にはランダムに死のトラップが仕掛けられており、仲間の死に直面した彼らはパニック状態となる。
その後、彼らは各部屋の出入口に数字が刻まれている事に気付き、何らかの法則があるのではと考え始める。
この巨大な立方体が何なのか、自分達が何故閉じ込めたのか、何も情報がないまま、彼らは死のトラップが張り巡らされたこの立方体からの脱出を試みる。
感想
この映画、約4メートル四方の立方体の中を、罠を回避しながらひたすら進んでいくというだけのストーリーなんですが、これが観ていて緊張感がハンパ無いんです。
1997年公開というまぁまぁ古い映画なんですが、この斬新な展開は今観ても全く古さを感じません。
死のトラップがランダムに仕掛けられた立方体の中を移動していくんですが、そのトラップが発動するかは部屋に入るまで分かりません。
なので、部屋を移動する毎に手に汗握る羽目になります。
途中、部屋の出入口に刻まれた数字からある法則を見つけ、そこからはスムーズに移動可能となり、一安心…と思いきや、いきなりトラップ発動なんてシーンもあったりして、全く安心できません。
そして、彼らが何のために閉じ込められたのかといった理由も一切分からないところが、この映画の怖さと面白さを際立たせてます。
とは言え、この映画の一番怖いところは、殺人トラップではなく、極限状態に追い込まれた人間の本性なんですよね。
若干ネタバレにはなりますが、トラップで死んだ人間より、仲間割れで殺し合って死んだ人数の方が多いんですから。
本当に人間ってのは、どうしようも無く救いようがない…。
因みに、本作の評価で、この映画は人生そのものだ!と書いていた方がいらっしゃいました。
人生において、一体自分が何のために生まれ、何をすべきなのかなんて誰も分からない。それはさしずめ、何のためにこの立方体に閉じ込められ、どこに進めば良いのかなんて誰も分からないというこの映画の状況に酷似している、という訳ですね。
なかなか面白い視点で感心しました。
