スノーデン

画像引用元:映画ドットコム

2016年製作
製作国:アメリカ
ジャンル:ドラマ


監督:オリバー・ストーン
脚本:キーラン・フィッツジェラルド
   オリバー・ストーン

【自己評価(10点満点中)】
 ★★★★★★★☆(9点)

主要キャスト

・ジョセフ・ゴードン=レヴィット(エドワード・スノーデン)
・シャイリーン・ウッドリー(リンゼイ・ミルズ)
・メリッサ・レオ(ローラ・ポイトラス)
・ザカリー・クイント(グレン・グリーンウォルド)
・トム・ウィルキンソン(イーウェン・マカスキル)
・リス・エヴァンス(コービン・オブライアン)
・ニコラス・ケイジ(ハンク・フォレスター)

あらすじ

9.11の同時多発テロに衝撃を受け、国家の役に立ちたいと決意したエドワード・スノーデンは軍の特殊部隊に志願。
しかし、想像を絶する過酷な訓練で、両足に大怪我を負い、除隊を余儀なくされてしまう。

国の為に尽くすとの信念を持つスノーデンは、その後、持ち前のプログラミング知識を駆使してCIAの採用試験に合格し、スイスのジュネーヴに派遣される。
そこで彼は、NSA(米国国家安全保障局)がアメリカ国民だけではなく、世界中のメール、検索履歴、SNS、通話等、あらゆる情報を収集している事を知り愕然とする。表向きはサイバーテロの防衛としつつ、裏では国家や企業の盗聴やハッキングを任務として課せられたスノーデンは日々憔悴していく。

その後、赴任したハワイにて、自らが作成したシステムが意図しない使われ方をされている事を知ったスノーデンは、自らの信念に疑問を抱き、世界中にこの真実を伝える事を決意する。

感想

テロ対策の名の下にアメリカが秘密裏に行っていた全世界に対する監視。
この行為に疑問を抱き、真実を世界に公表したエドワード・スノーデン氏の半生を描いた作品です。
当時、私も彼の名をニュースで目にしましたが、その時は「一人の天才ハッカーが国家の重大機密情報を盗んで、それを世界に公表した」程度の印象しかありませんでした。
(実際のニュースもそんなスタンスで報道してたような気が…)

しかし、こうして映画として観ると、かなり印象が変わりますね。
祖国の暴走を目の当たりにした彼が、見て見ぬ振りをすることも出来ず、国家に尽くすという自らの信念と良心の板挟みに苦しみ抜いた末、全世界にこの事実を公表することを決意する。そんな彼の苦悩が観ていて凄く伝わってきました。これは、自分の心の中に留めておくには余りに重過ぎる事案でしょう。
それだけに、彼がこの事実を公表するために、機密情報を自分のSDカードにコピーし、それを持って施設のセキュリティゲートを突破し外に出た時の表情が、まるで全てから解き放たれたかのようで、とても印象的なシーンでした。
でも、機密情報を盗み出すシーンは、さながらスパイ映画のようで緊張感がありましたよ。セキュリティゲートを通る時とか、あれよく考えたなぁと思います。

そして、ラストのシーンとなる、亡命先のロシアからネットを介して行った講演で終了後に万感の拍手を浴び、全てをやり遂げたかのような表情で静かにノートパソコンを閉じるところが、個人的にはこの映画で一番好きなシーンです。
コンピューターシステムに関する専門用語等も頻繁に劇中に登場しますが、それほど知識がなくても十分に楽しめる内容なので、是非オススメしたい作品です。

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