
2020年製作
製作国:日本
ジャンル:ドラマ
監督:土井裕泰
脚本:野木亜紀子
【自己評価(10点満点中)】
★★★★★★★★★☆☆(8点)
主要キャスト
・小栗旬(阿久津英士)
・星野源(曽根俊也)
・松重豊(水島洋介)
・古舘寛治(鳥居雅夫)
・宇野祥平(生島総一郎)
・原菜乃華(生島望)
あらすじ
1984年の春、大阪にて製菓メーカー“ギンガ”の社長が誘拐され、その後身代金が要求されるという事件が発生。
社長は自力で脱出に成功するも、犯人グループは店頭に並ぶ商品に毒物を仕込むとして同企業を脅迫し、警察・マスコミには数十通に及ぶ脅迫状を送りつけ、世間を混乱に陥れた。
その後、警察の必死の捜査も実を結ばず、日本初の劇場型犯罪と言われた通称“ギン萬事件”は事件未解決のまま時効を迎えた。
それから35年。大阪・大日新聞社の阿久津は、昭和・平成の未解決事件を改めて取り上げるという企画を任される。
同じころ、京都でテーラーを営む曽根俊也は、家の押し入れの奥から、父の名前が記された箱を発見する。
中にはカセットテープが入っていて、何気なく再生すると、そこには自分の子供時代の懐かしい声が吹き込まれていた。
しかし、突然テープの音声が変わり、かつてギン萬事件で使われた、子供の声による脅迫テープと同じ音声が流れ始めた。
感想
本作は、かつて世を震撼させた「グリコ森永事件」をモデルとした映画です。
とはいえ、実際の事件は、結局犯人は身代金の受け渡し場所には来なかったりなど、色々と謎の多い事件ですよね。
キツネ目の男のイメージが余りにも強すぎて、事件そのものがどんな経緯だったのかは私もボンヤリとしか理解していませんでした。
映画は現代パートと事件当時のパートが交互に展開していく感じなのですが、なかなか丁寧に作られていたと思います。
未解決事件を題材に作られているので、「おそらくこうだったのではないか」という想像のもとで脚本が作られているかと思いますが、説得力もあり、ストーリーもかなり納得できるものでした。
裏では実際にこうだったかもと錯覚してしまうほどです。
そして、キツネ目の男、似た俳優さんをよく見つけたなぁと感心しました。
それにしても、大人達の身勝手な金絡みのやり取りで子供が犠牲になるのは、観ていて本当に辛いところですね。
特に、自身の夢を持っていた姉の迎えた結末が悲しすぎて、観た後かなり落ち込みました。
強いて言えば、事件を知らない世代にはもしかしたらピンと来ない映画かもしれませんね。
あの時代に生きていた世代(特に子供)にはかなりインパクトの強い事件でしたが。
筆者は当時子供でしたが、あのキツネ目の似顔絵が怖すぎて寝られなくなるほどだったのを思い出します。
そういった当時の記憶を思い返しながらの鑑賞でした。
