パラサイト 半地下の家族

画像引用元:映画ドットコム

2019年製作
製作国:韓国
ジャンル:スリラー


監督:ポン・ジュノ
脚本:ポン・ジュノ
   ハン・ジンウォン

【自己評価(10点満点中)】
 ★★★★★☆☆☆☆(5点)

主要キャスト

・ソン・ガンホ(キム・ギテク/キム家の父)
・チェ・ウシク(キム・ギウ/キム家の長男)
・パク・ソダム(キム・ギジョン/キム家の長女)
・チャン・ヘジン(チュンスク/キム家の母)
・イ・ソンギュン(パク・ドンイク/パク家の父)
・チョ・ヨジョン(ヨンギョ/パク家の母)
・チョン・ジソ(パク・ダヘ/パク家の長女)
・チョン・ヒョンジュン(パク・ダソン/パク家の長男)
・イ・ジョンウン(ムングァン/パク家の家政婦)
・チョン・ヒョンジュン(オ・グンセ/ムングァンの夫)

あらすじ

薄汚れた半地下のアパートに住むキム家の4人は、全員が失業中で、低賃金の内職で何とか食い繋いでいた。
ある日、長男ギウの友人ミニョクがキム家を訪れ、今度留学する事になったため、その間、自分が勤めている家庭教師の仕事を変わって欲しいと頼まれる。 浪人中のギウは躊躇うも、報酬が高いということもあり、引き受ける。
妹ギジョンに偽の大学入学証書を偽造してもらったギウは、こうして高級住宅街に住むパク家の長女ダヘの家庭教師となる事に成功し、パク夫人から信頼を得る。

その後、パク家の長男ダソンの絵の家庭教師を探している事をパク夫人から聞かされたギウは、妹のギジョンを大学の友人と偽って紹介。その後、ギジョンも家庭教師として迎え入れられる。
これに味を占めたキム家は、元々雇っていた運転手と家政婦が解雇されるように仕向け、その抜けた穴に父のギテクと母のチェンスクが入り込む。
こうして、キム家の4人は家族である事を隠しながら、全員がパク家に就職する事になる。

感想

この映画の監督は、「殺人の追憶」「JSA」で知られるポン・ジュノ氏。
私もこれらを含めた同監督の映画が好きなので、本作もその流れで鑑賞しました。

それにしても、この映画を観て感じるのは、凄まじいまでの韓国社会の貧富の格差ですね。
仕事で成功し、大豪邸で優雅な生活をしている家族もいれば、ジメッとした半地下のアパートで低賃金の内職をしつつギリギリの生活を送る家族もいたりと、なかなか考えさせられる描写です。
日本にも当然貧富の差はありますが、韓国のそれは日本の比ではないみたいですね。

冒頭の半地下のアパートでは、窓を開けると見えるのは地面。外を歩く人を家の中から見上げるような構造になっていて、キム家が社会的に下層である事を視覚的に認識できます。この辺りの描写は上手いですね。
それに対して、お金持ちのパク一家が住んでいるのは、坂の上の大豪邸。
もう、同じ韓国という国の中でも、全くの別世界です。そして、ストーリー中盤で登場する「ある人物」は更にその下に…。
正直、ここまでどうしようもない格差が広がっている様子をみると、日本に生まれて良かったなぁと思う次第です。

因みに、そういった社会構造云々を除いて純粋にストーリーを追いかけてみると、お金持ちのパク一家、特に何も悪い事していないのにあんな結末になってしまうのは、ちょっと可哀想ですよね。
そして、半地下に住むキム一家については、「あんたら、そんなに色々と上手く立ち回れるなら、他の仕事で充分に成功できるんじゃないの?」なんて思っちゃいます。

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