桜田門外ノ変

画像引用元:映画ドットコム

2010年製作
製作国:日本
ジャンル:歴史


監督:佐藤純彌
脚本:江良至
   佐藤純彌

【自己評価(10点満点中)】
 ★★★★★☆☆☆☆(5点)

主要キャスト

・大沢たかお(関鉄之介)
・長谷川京子(関ふさ)
・柄本明(金子孫二郎)
・生瀬勝久(高橋多一郎)
・伊武雅刀(井伊直弼)
・北大路欣也(徳川斉昭)

あらすじ

水戸藩士の下級武士の家に生まれた関鉄之介は、妻や息子と穏やかな暮らしを送っていた。
同じ頃、幕府大老・井伊直弼の専横は止まる事を知らず、開国派として幕府に逆らう者は片っ端から処罰された。やがてその矛先は、水戸藩主父子にも向けられる事となる。
水戸藩の武士達は、この事態に危機感を強め、井伊直弼暗殺を決意。藩士である鉄之介も妻子に別れを告げ、井伊を討つため江戸へと向かう。

鉄之介は18人の襲撃部隊の指揮官となり、桜田門外にて井伊の暗殺に成功するが、同時に多くの仲間が犠牲となる。
その後、鉄之介は薩摩藩による幕府制圧に参戦すべく京都へと向かうが、薩摩藩は藩主が交代した事で方針が変わり、出兵は取り止めとなっていた。
薩摩藩によって梯子を外された鉄之介達は、一転して追われる身となってしまう。

感想

皆さんも歴史の授業で一度は耳にしたことのある「桜田門外の変」。
教科書的に説明すれば、ペリー来航後、アメリカとの不平等条約の締結を強行し、開国反対派を次々と粛清(安政の大獄)した幕府大老・井伊直弼を、水戸の脱藩浪人達が襲撃し、暗殺した事件となります。

本作は、この「桜田門外の変」、及び、その前後譚を忠実に扱った映画です。この幕末の転換期となった事件を、水戸側の指揮官・関鉄之介の視点で描いています。
とは言え、肝心の襲撃シーンはほんの数分で、後は殆どが襲撃前の決意のシーン、及び襲撃後の逃亡シーンであるため、幕末に興味のない人にとっては、退屈な映画に感じてしまうかもしれません。
しかし、幕末の空気に少しでも興味のある人にとっては、かなり感情移入して観ることができるのではないでしょうか?

因みに、襲撃のシーンは相当に作り込んでいるなぁという印象です。
井伊直弼の首を取るところまでリアルに再現されていて、血糊の量も相当です。こういうのが苦手な方にとっては、観るのは少々キツイかも。
そして、後半の殆どを締める逃亡シーンは、次々と捕縛される同志達や、やがて水戸藩からも追われる立場となり行き場がなくなる鉄之介の姿がとても不憫でした。
まぁ、価値観は人それぞれでしょうが、この日本史の大きな転換点をこうして映画で観るのも、良いことだと思います。

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